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IHフライパン悪いのはIHじゃない。
道具なんだ。つづき
- 清水
- これは料理をされる方の憧れの鍋です。いわゆるいい鍋。
それと、Flying SaucerのIH専用商品との比較です。 - わたし
- はい。
- 清水
- 同時にこれ今スイッチ。パワーは同じ「6」です。
あんまりやっちゃいけないんですけど…
左のFlying Saucerの方の縁を触ってみてください。 - わたし
- えっ、触って…。
- 清水
- まだ大丈夫です。あったかいでしょ。
- わたし
- はい。
- 清水
- こちら右の製品は、全然冷たい。
- わたし
- あっ。すごい。
- 清水
- こんなに違う。底しか熱が伝わっていないんです。

- 清水
- 沸騰してきました。でも、こっちは触れますよ、ずっと。
- わたし
- 本当だ。ちょっと驚いたな、これ。

- 清水
- こんなに違います。
これが側面が熱くならず、対流が起きていない証拠です。
ガスのフライパンでは火傷しますから。 - わたし
- なるほど。
- 清水
- IHレンジでも、対流がちゃんと起きないといけないわけですよ。
でもこんな状態なので、火力が弱いと錯覚して、
パワーをガンガン上げてっちゃうんですよ。 - わたし
- どんどんパワーを上げちゃう。
- 清水
- はい。そうするとどうなるかって話なんですけど…。
変形します。明らかに、これはガスで絶対ならないと思う。
こうなると(下記写真左)IHが反応しなくなるので使えません。

- わたし
- でもこれは、ガスよりも火力が強いって証明なんですね。
- 清水
- 証明です。ガスはいくらやったってこのレベル(写真右)。
「では対流ができりゃいいのね」
って簡単におっしゃる業者もいるんですけど、
よっぽど研究された材料で、形状で、サイズで全部やらないとできない。 - わたし
- それがこのフライパンってことですね。
- 清水
- あははは、そう!
でもね本当に全然違う。本当にいいですよ、これ。 - わたし
- IH対応のフライパン、他社もいろいろ出してると思うんですけど、
熱が同じように、回り込む商品いうのはあまりないんでしょうか。 - 清水
- いや、ありますよ。
ありますけど、結構手間といい材料を使わないといけないので、 嫌がりますよねメーカーは。
さっき、沸騰した状態で縁が持てましたよね。
あのレベルでは料理できないじゃないですか。
チャーハンも野菜炒めもできないですよ。しなっとはなりますけど。
こっちはね、作るの大変なんですよ。
例えばメーカーの開発だとこのサイズのIH対応で、9500円とか、高くても1万円ぐらいの価格設定じゃないと売れないねっていう話になるわけです。
そうすると、材料費や加工費を抑えていくより無いわけです。
結果、作りが横着にならざる得ない。
でも私どもの商品開発っていうのは、
IH専用で対流を起こすためには、どうしたらいいのっていうことを 突き詰めていくので、別にコストのつみ上げをやってるわけじゃないんですよね。
こういう機能を絶対持たせなきゃいけないよねっていう要素があるなら、こだわって生み出していくわけです。
それをやっていくと割高になるわけですが、
価格に見合った機能があれば、お客様に納得いただけると信じています。
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